この宇宙には どれだけのお星さまがあるのだろうか
太陽系があって 銀河系があって お隣にはアンドロメダ銀河がある
そしてそこから飛び立てば、遥かなる大銀河がある
その数は、無限大∞
そして、そこには必ず、生命がある
語らえる知的な生命体がいる
みんな、みんな、お友達だ すべてがお友達だ
とぎれることなく続く、生命の連鎖
それは生命の喜びの連鎖だ
そしてその友達との「語らい」が未来永劫、続いていく
いのちの語らいが
「ここまでの、あらすじ」
ピックは、しゃべれるブタです。
みんなの人気者です。
ブランドン農学校の、唯一のブタであり、46名の生徒たちに、愛されている。
いつも、いつも、朝・昼・晩と、おいしいお食事をお腹いっぱいたべさせていただき、病気になった時も、皆が心から心配してくれる。
純粋無垢で、けなげなピックは、
自分は世界一の幸せ者だと、心から思った。
そして、この世界は、「すばらしい世界」だと感じた。
だが、6か月たった頃、「ありがとう」という言葉を発した時から、ピックが、「しゃべれるブタ」であること、人間のように「知恵」というものがあることを、校長先生、キムラ教務主任、お食事係のミタさんの三人が知ることになる。
これは、大変なことだ!ここだけの絶対のヒミツだよ。みんなに知れたら大変なことになる。ピックもそれを納得した。しかし、実は、ほぼ同時期に、あることがきっかけで、ピックの親友の健太くんも、そのことを知ることになる。「これは二人だけのヒミツ」だよ。【ピック2】
ピックは、大きくなるとともに、更なる知恵がつき、人間の言動に違和感を覚えるようになる。
「どうも、みんなは、僕が大きくなることが、たいへん楽しみのようです。なぜか、それが生きがいのように見えます。不思議です。とても不思議です」さらに、ピックが子供たちと鬼ごっこをして、目いっぱいに走り回りかなり疲れた時、「走りすぎは、良くないよ。お肉がだいぶ固くなっているね」とキムラさんに言われる。
一方、健太とピックは、二人だけの時は、ブーブーではなく、言葉を交わし、お昼休みはもちろん、放課後も、四角い鉄格子のピックのすみかの前で、思っていることをお互いにぶつけ合あって、色々なことを語り合った。
5月の春の運動会の予行練習では、お互いの意地がぶつかり合い険悪になるが、雨降って地固まる。その後は、二人は強い信頼で結ばれることになる。【ピック2】
が、ついに運命の時が来る。
ピックはおいしいものをたくさん食べて順調に大きくなり、1年6か月たって、全校生徒46人の前で、キムラさんは言いました。「皆さん、いいご報告があります。ピック君の体重が、100キロを超えました。110キロです」子供たちから、大きな歓声が上がりました。みんな立ち上がりました。
「本当に、大きくなったね」
「よかったね」
「すごいね」
「もうそろそろだね」
「でも、お別れは、さびしいね」
無邪気な笑い声が、あちらこちらで聞こえました。
ピックは、その場で卒倒しました。
もう、食べたくありません。
ずっと、ずっと、食べないことに決めました。
☆ ☆ ☆
「僕は、みんなに、みんなに、だまされていたんだ!」
悲しい、悲しい、悲しい、
この世界は、いったい何なんだ!!
「僕は、いったい何のために生きてきたんだ!」
「僕は、死にたくない!」
「僕は、死にたくない!」
もう、涙が止まらない。
食べる気力がなくなりました。
ここから、ピックは重大なる「生死の決断」をしなくてはならなくなった。
このまま、断食を続け、無言の抵抗を続けるのか、又は、遁走するのか・・・
ピックは、一生分を考え悩み尽くしました。
でも、でも、どう考えても、みんなに愛され大切にされて、しあわせだった。みんなには感謝しかない。そう思い至ると、なぜか涙がピタリと止んだ。
そして、静かな、穏やかな、鏡のような、透きとおった雪のような心境になった。
そして、すべてを許した。
一方、校長先生も、大いに悩む。生涯で一番悩んだかもしれません。
いつかこの日がやってくるのを知っていながら、考えたくなかった現実が、今まさに、迫っている。
謝肉祭まで、後5日。ぼくの力で、謝肉祭を中止にすることできない。みんなが、みんながこの日を楽しみにしてきた。ああ、ピック君には、本当に申し訳ない・・・
☆ ☆ ☆
ピックは、決めました。みんなのしあわせの為に。
校長先生も、キムラさんも、ミタさんも泣きました。
ただ、ピックは、もう一つ、校長先生に確かめたいことがありました。
人生最後の質問でした。
『死んだら、どうなるんですか。僕は、どんなに、どんなに、考えても、分かりませんでした』
「それは、ぼくもよく分からない。おそらく、静かな、静かな、何もない、苦しみも悲しみも、まったくないところに行くんじゃないかな。
ぼくだって、キムラくんだって、ミタくんだって、いつかは死んでいく。もう、これ以上考えないことが一番だな」
いつの間にか、あたりは凍えるような冬のとばりが迫ってきていました。
人生とは、何なのか。死とは何なのか。
ピックは、校長先生の言葉を信じるよりないと思いました・・・
☆ ☆ ☆
そして、運命の日。もうひとつの物語が始まる。
健太とピックの物語です。
【健太とピック】
11月11日(水曜日)
健太は、二本の鉄格子をしっかりつかんで、覗き込んだ。ピックがいない、何度見渡してもいない。急いで、ピックのお食事係のミタさんのところへ行った。
「ピックがいないんですが」
ミタさんは、沈黙した。
もう一度聞いた、
「ピックがいないんですが」
やっと答えが返ってきた。
「散歩に行っているよ」
・・・散歩。そんなの聞いたことないよ。ありえない!健太は、すぐ職員室に走った教室の一番奥にいる教務主任のキムラさんの、眼前に立って聞いた。
「ピックがいないんですけど」
・・・少しの重苦しい沈黙の後、
「君が、考えてる通りだよ」
・・・
「えっ、どういうこと、どういうこと」
「健太くん、もう知っているでしょ。それが、ピックの運命だよ」
冷たい空気が、回りにいる他の3名の先生方のすべてから流れてきた。健太は、はりめぐらされたぶ厚い氷の上にひとり立っているように感じた。身震いした。
目の前が、校長室だ。この扉を開ければ、山田校長がいる。すべての「真実」を知っている。でも、健太は扉を開けることはできなかった。怖かった、怖かった、とても怖かった、「真実」を知ることが・・・。
実は、校長先生は、健太のおじいちゃんです・・・。
健太は職員室を出た。
ピックに、いつかは必ずやってくるはずの、運命的、必然的、「死」。
こんな重大なことに、ぼくは、なぜ今まで気づかなかったのだろう。
それは、永遠の「先の先」だと思っていた。
しかし、違っていた。
それは今日だった。
ピックは僕の親友だ。かけがえのない友達。ああ、後悔の念で、胸が張り裂けそうになった。安易だった、バカだった、大人を信じたばかりに、いや自分がいけないのだ、ピックを助けられなかったのは自分だ。自分のせいだ。
健太はまた走って教室にもどった。教室はもう給食が終わって、みんなは、あちらこちらで楽しく雑談していた。
「健太!いったい今まで、どこへ行っていたんだよ、給食はもうとっくに終わったよ」やっくんとまーくんが駆け寄ってきた。僕は、すぐに聞き返した。
「ピックがいないんだよ」
二人は同時に言った「知っているよ」
そして、最も聞きたくないことを言い放った。
「食肉センターに連れていかれたよ」
「いつ」
「朝だよ」
えええ
そんな、そんな、そんな、健太はがっくり肩を下した。だが、絶望の代わりに、かすかに希望と言う二文字が頭に浮かんだ。
「まだ、間に合うよ、まだ、間に合う!いますぐ、ピックを助けに行こう!」
二人は、キョトンとした。
「助けるって、どういうこと」(やっくん)
「健太、もうすぐカーニバル(謝肉祭)があるんだよ」(まーくん)
二人から、思いもよらない冷たい答えが返ってきた。
「冗談じゃないよ、僕らは友達じゃないか、助けるのは当たり前だよ!」
しかし、やっくんは言った「友達じゃないよ、ただのブタだよ」
そして、さらに追い打ちをかけるように、まーくんが言った「ただのブタです」
健太は、あまりに悲しい言葉に愕然とした。友達じゃないって、なんていうことを言うんだ。あんなに、楽しくいっしょに遊んだじゃないか、何度もいっしょに鬼ごっこをしたの忘れちゃったの。そんなのひどすぎるよ。あまりにひどすぎる。最低だ!最低だ!
☆ ☆ ☆
ああ、でも、でも、そうか、そうなんだ。彼らは「僕らのヒミツ」をまったく知らない。
ピックはしゃべるブタなんです、人間のように知恵のある賢いブタなんです。
彼らは、それを知らない。
僕は、ピックと、いっぱい話をした、ピックはだだのブタなんかじゃない。僕にとって、かけがえのないブタなんだ!・・・
「分かった、もういいよ。僕一人で助けに行く!」
学校のお昼休みの1時間は、またたく間に過ぎた。健太は、お昼も食べずに、午後からの授業をすべてあきらめて、自宅に向かった。
「ピック生きていて、お願いだから生きていて!僕が絶対に君を助けるから!」
走る、走る、走る、
家に飛び込んだ。
「お母さん、お金ください」
お母さんはビックリした。
「健太、学校は!」
「学校どころじゃないよ、ピックが死んじゃうんだよ」
「死んじゃうって・・・」
「ピックが食肉センターに連れて行かれたんだ、急がないと、殺されちゃう。僕が助けるんだ!」
「ちょっと、健太まってよ、ピックはブタよ、ブタなのよ、仕方ないでしょ!」
「ピックは、ブタなんかじゃない!」
「えっ、ブタでしょ」
「ブタじゃない!」
「健太、冷静になりなさい。ブタさんは、お肉になって人間が食べるの、食べるときは、ありがとうと言って感謝の気持ちで食べるの、それが豚の運命よ」
「お母さんは、なにも、なにも、分かってない!僕の気持ちなんて、何も分かっていない!」
健太は、これ以上話しても、時間の無駄だと思った。
二階に駆け上がった。
大切にしていた黄金の大きなブタの貯金箱を壊した。
「ピックごめん!」
中から、小銭がいっぱい出てきた、くしゃくしゃになったお札を数え握りしめて、飛び出した。
バス停へ走った、そして気が付いた。お母さんに「食肉センター」の場所を聞くことを忘れた・・・
もう、戻って聞けない、健太は、お母さんの父親、源一おじさんに携帯で電話した。
「源じい、食肉センターはどこにあるの?」
「えっ、健太、学校じゃないのか?」
「今日は、休みなんだ。今からそこへ行かないといけない」
「そうか、食肉センターは、健太も何度か行ったことあるよね、『とんとん牧場』の隣だよ」
そうなんだ、何度か遊びに行ったことのある、とんとん牧場は、ピックが生まれた場所だ。その隣がなんと、「食肉センター」だなんて。つまり、つまり、「とんとん」で生まれたピックは、お隣の「食肉センター」で死ぬ運命なのか。そうだったのか、ブタはそういう運命なのか。
カワイソスギル
とんとん牧場へは、ここから、約50キロ、バスで約1時間半。
お願いだ、間に合ってくれ!!
☆ ☆ ☆
健太は、今【いわて食肉処理センター】という、
恐ろしげに立ちふさがる大きな看板の前に立っていた。
見上げるばかりの覆いかぶさるような、来るものを拒むぶ厚い鉄板に囲まれ、小学生の健太が立ち入ることを拒絶している。
ここから、どうやって中に入ったらいいんだ。
呆然として立ちすくんでいるところに、大型トラックが突然やって来た。ブーブーブーという、豚の声がやかましく聞こえる、よく見ると10メートルぐらい鉄の柵の合間から、たくさんの豚の顔が見える。ピックの本当の仲間たちだ。
この豚たちは、何も知らされていない。
楽しいうれしい、集団遠足だと思ったら、大間違いだよ。
ここへ入ってはいけないよ、大変なことになるんだよ。
気が付いてくれ、逃げてくれ!
玄関が開いた。
トラックが入ると同時に後ろから隠れて一緒に入った。うまくいった。50メートル行ったところに、窓のある受付らしき事務所を見つけた。
「すみません、今日ここへ、朝、一匹のブタが来ませんでしたか」
「君は、だれなんだ」
「僕は、農学校の健太といいます。小学6年生です」
「ピックを、助けに来ました、急がないといけません。時間がないんです。ピックはいますか?」
「ピックですか、ブタの名前ですか?・・・」
その人は、席を外してしばらくして、戻ってきた。
「確かに、来たよ、先生に連れられて、一匹だから特に目立ったね。
でも、もうここにはいないよ」
「えっ、どこですか」
・・・
「う~ん、いったい君は何のために、ここへ来たの?」
「もちろん、ピックを助けるためです」
「助ける、助けるね~、困ったねえ、・・・」
「そのブタは、隣の食肉加工施設に行ったよ」
・・・
「この意味わかるよね・・・」
・・・・・
「あああああ・・・・・」
健太は、ひざまずき天を仰いで号泣した。
「ピック、ごめん、ごめんなさい、ごめんなさい」
時間と言うのは、時々一瞬のうちに過ぎることがある。
健太は、今、二階の自室にこもっている。
お母さんが、一階から何度もお食事だよと言っている。食べている場合ではない。食欲なんて起こらない。もうピックに申し訳ない、取り返しのつかないことをしてしまった。
ピックは、もうこの世界にはいない。ピックと話すとも、遊ぶことも、一緒にお星さまを眺めることも、すべて、すべて出来なくなってしまった。だれも、このことの本当の真実をまったく分かっていない。何にも、感じないのか、何にも想像できないのか、かわいそうだと思わないのか!!・・・
☆ ☆ ☆
ジジが二階に上がって来た。
「学校、途中で抜け出したそうだね」
「・・・・・」
母さんに聞いたよ、「食肉センターに行ったんだって?」
ジジは、僕のおじいさんであり、父親。
僕が、4歳の時、父は病死して、それ以来、ジジが、お父さんです。農学校の校長先生でもある。
「ジジは、ひどい人だね、僕に何も言わないで、連れて行ってしまうなんて。」
「健太のブタへの気持ちはよく分かるけど、それが、人間と豚の変えようもない関係。ブタの運命なんだよ、ブタの運命なんだよ。」
「そんなの、運命でも何でもないよ、人間がつくった身勝手な運命だよ。ピックは、人間に食べられるために生まれてきたんじゃないよ!・・・なら、言うよ。僕は、ピックと話せるんだ。
それだけじゃないよ、人間のように知恵もあることもちゃんと知っているよ。
ジジも、キムラさんも、ミタさんも、みんなそのことをよく知っているよね。ず~と、ず~と、みんなに隠してきたよね。ピックはただのブタじゃないよね。こころも持ったブタなんだよ」
・・・・・
「うそだろ!本当なのか、いつから知っていたんだ!!」
「ずっと、前からだよ。ジジと同じ頃知ったよ。ピックと二人だけのヒミツ。僕たちは、誰にも言わなかった。言ったら大変なことになると思ったから、でも、でも、こんなことになるなら、みんなに言うべきだった」
「ピックは、僕の友達だよ、ただの友達じゃないよ、大親友だよ!」
ジジは、ただただ、黙っていた。その眼には、うっすらと涙が浮かんでいた。
☆ ☆ ☆
【謝肉祭の前日】
11月14日、謝肉祭の前日、早々と色々な食材が運ばれてきた。僕のお母さんも、お隣さんも、生徒たちの父兄の方々も、明日のためのお手伝いにやって来た。
その前日の夜、ぼくはジジに、思い切って聞いた。
「ジジは、ピックを食べるの?」
「食べるわけないよ!」校長先生は、力なくつぶやいた。
そして、翌日、キムラ先生の所へ行った。キムラ先生は、ピックを食肉センターへトラックで連れて行った張本人だ。
「校長先生から、すべて聞いたよ、健太がピックのヒミツを知っていたなんて、本当に驚いたよ・・・知らなかったよ、でも、今となっては、もう、取り返しがつかないことだけれど、・・・ピックには、何度、謝っても、何度、わびても、生き返るわけではない。本当に申し訳ない・・・」あの冷静な木村さんが、涙を浮かべた。
ぼくは、その足で、お食事係のミタさんの所へも行った。ミタさんは、なぜか怒ったようにぼくを睨みつけた、「ピックが大好きだ、大好きだよ、最高の友達だよ!」怒ったように見たのに、今はなぜか涙声だった。
そうか、そうなのか。もうピックはこの世界にはいないが、この三人の思いは、ピックにどうしても伝えたかった。
空に向かって、話しかけた。
「ピック、みんなの話、聞いたかな。ほんとうにごめんね、本当にごめんね」
すると、すぐ声がした、それは間違いなくピックの声だ。
「聞いたよ、ありがとう。僕は生きている。元気だよ。大丈夫だよ。これ以上、心配する必要はまったくないよ。明日のカーニバル、ぼくも楽しみにしているよ」
空が、一瞬のうちに晴れ渡った。
青く光り輝く、まばゆいばかりの空がそこにあった。
☆ ☆ ☆
11月15日(日曜日)、謝肉祭が始まりました。
打ち上げ花火がドーンと上がりました。
楽団の行進が、始まりました。
もう、おごちそうがいっぱいです。
何といっても、一番のごちそうは、お肉です。
テーブルは、どこもお肉でいっぱいです。
健太は、なぜか悲しくなかった。
ピックは、生きていた!!
健太は、お空に向かって「ピック、ありがとう」と言った。
お空のわた雲が、さらさら動いた。
☆ ☆ ☆
僕は、こうして生きている
体はなくても、生きている
校長先生は、間違っていたなあ
たましいは、不滅だね
こうして上から見ると、隅々まで良く見える
僕は、今すごく気持ちいい
眼下には、農学校が見える
今日は、二年に一度の謝肉祭だ
みんな、楽しそうだなあ
こうして、上から見ると
見えないものまで、すべて見えてきた
分からなかった「真実」が見えてきた
真実は、肉体が亡くなった時、初めて分かるんだね
僕は、どんどん天へ天へと昇って行った
すきっとおった透明な風が吹いている
さらに、さらに、上に上にあがっていった
自分自身が、光っているのが見えた
★ ☆ ★
1か月後、山のふもとの小高い丘で、
二人は、果てしなく広がる輝く天の川銀河を見ていました。
たくさんの星々が、まばゆい閃光を放っていました。
「ジジ、あそこに輝いている、お星さまがあるね」
健太は、夜空を指さしました。
「超新星かな?」
★ ☆彡 ★
2024年7月10日 改訂版〔加筆・訂正〕
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