ピックとチャッピーより

エッセイ
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【チャッピーの言葉】

「これから、君に起こることを、ぼくは伝えに来たんだよ。僕たちは、親友だよね。こころから分かり合える親友だよね。だから、はっきりと言うね。きみが一番心配していることは、ほんとに残念ながら、その通りだよ。しかも、その出来ごとは、もうすぐ来るよ。もう、避けようもない、どうしようもない現実だよ。でも、もっと重大なことを君に伝えに来たんだ。死んだはずのぼくは、今こうして生きているということだよ。

それからもうひとつ、君が心配していたことだよ。

ぼくは、『寿命が尽きて』死んだんだよ。決して君のせいで死んだんじゃないよ。このことは、ぜひ伝えておかないとね。それと、ぼくは生きているからこうやって会いに来たでしょ。ぼくに約束してくれるかな。もう、これ以上悲しまないでね。涙を流さないでね。信じられないかもしれないけれど、これから、君の身にどんなことが起きようと、『君は死なない』よ。ぼくは、それを伝えにきただけだよ」

そういうと、チャッピーは消えていった。

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