新ピック、誕生秘話!

エッセイ
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黄輝光一   

2021年10月28日(木曜日)に、宮沢賢治の傑作童話「ブランドン農学校の豚」という童話を読んで、これでは、余りにも豚が可哀そうだと、読後すぐに、強いインスピレーションで一気に書き上げたのが第一作目の「ピック」です。

そして、それから、2年と8カ月。ついに、インスピレーションが明確なるストーリーをもって、私に降臨してきました。「新ピック〔ピックとチャッピー〕」誕生です!やっと、一気に加筆することが出来ました。

うれしいです。

ズバリ、書籍化するにあたって、従来の旧「ピック」は、宮澤賢治へのオマージュとして、その卓越した「アイデア」(『とん殺承諾書』⇒法改正により「とん殺」には、本人〔豚〕の同意が必要)を、借用して書き上げたものであり、賢治への私からの「返歌」でありました。

文字通り、賢治を全面的に意識して書き上げたものです。

その賢治の書いた本の内容はと言えば、ベジタリアンとしての賢治の「動物愛」を、主人公のブタを通して、動物に対しての「許しがたき人間の残酷性」を極めて冷徹に書き上げた作品で、その文章は、写実的に細かく書かれており、怖いほど残酷な内容です。子供向けの童話として見ると、その実際に見た「絵本の画像」の方は「12禁」のように見えます。大人が解説しないと大きな誤解を生むのではないかと思います。ズバリ、子供向けではないと確信しております。

逆に言えば、それほど冷徹に書いた理由は「なぜ、人間は残酷に動物を食べ続けるのか」という、ビーガンに近い「ベジタリアンの賢治」からの人間への「強い警告書」と言えます。

一方、私の作品は、あくまでファンタジー童話であり、かつ、①動物を食べる人間の残酷さ。と、②「死」という二つのテーマを合体したものです。

それ故に、物語のピックの「死」に関しての後半部分は、賛否両論の様相を呈し、後半のピックの無抵抗なる「自死」とも取らえかねないピックの言動と決断は、「納得がいかない内容だ!」と、厳しいご指摘も受けました。

今回は、賢治とはまったく分離して、私、黄輝光一の、ライフワークでもある「死」のテーマに最重点に置いて、後半部分の一部を削除、加筆して、新キャラクターである「ネズミのチャッピー」を登場させて、まったく新しい「ピックの物語」として再生させました。

「新ピック」は、まさにオリジナルです。全体として見れば、出来るだけ宮沢賢治「色」を払拭したつもりです。

内容に関しては、前作同様に、大いに満足しております。

また、以前から「ネズミ」を主人公とした童話を書きたいなと思っていましたが、ここについに、かけがえのない友人「チャッピー」として登場させて、「ピックとチャッピー」の副題の通りに描くことが出来、ホッとしております。

だが、しかし、私の霊的成長に伴い、ピックの内容はさらに進化するかもしれません。〔賢治の「銀河鉄道の夜」が、第4稿まであり未完ともいわれたように〕

新しく生まれ変わった「ピック」を、どうぞよろしくお願い致します。

    

                          2024年6月 黄輝光一

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